またもや、時系列無視シリーズ。
2016年の来日時に、某SNSと某メーリングリストに書いた話の転載。若干、加筆修正あり。 スナーキーは今年(2019年)も来ていましたが、ボクは観ていません。
では、ここから過去に書いた文章になります。 ↓
初・横浜ベイホール
Sat, 18 Jun 2016 18日(土)、横浜ベイホールで Snarky Puppy を観てきました。
元町・中華街を降りたら劇暑! しかも横浜ベイホール、駅から歩いて20分。死ぬかと。
卓の後ろの、そこそこ良い場所を確保。
オールスタンディングと言う事もあり、客筋は「踊ったんで!」って感じが多かったかな。
前座が長い!
それにしても前座、多過ぎで長過ぎ!前座に2時間て… 。
2時間の前座のカラクリは、スナーキー側が用意した「オープニングアクト」は確定事項であり、日本の呼び屋(クリエイティブマン)が用意した「サポートアクト」(オリガミプレイヤーズと福原美穂)も、また確定事項だったと言う事でしょうね。
まあ、1組目のオリガミプレイヤーズも別に悪くは無かったし、2組目の女性ヴォーカル(スナーキーのアルバムに参加しているミッシェル・ウィリス)に至っては、マジで素晴らしかったけど、それにしたって、バックバンドがスナーキーからの選抜4名でなければブーイングのひとつも出たはず。
で、このスナーキー選抜バックバンド。 リーダーでベースのマイケル・リーグと、いつも苦虫を噛み潰したような顔のトランペットのマイケル・マハーが、まさかのハモリ! しかも巧いし! w
「スナーキーの歌モノに於けるバック時の最小セット」みたいな感じで中々にプレミアム感あり。
十分、あったまったところで全員登場。
2016年来日時のパーソネル
スナーキーは総勢9名。こんな布陣でした。 ↓ ●Opening Act: Michelle Willis Michelle Willis - Vocal, keyboards feat. Snarky Puppy Michael League - bass, chorus!! Mark Lettieri - guitar Larnell Lewis - drums Mike Maher - chorus!!
●Snarky Puppy Michael League - bass Bill Laurance - keyboards Justin Stanton - keyboards, trumpet Mark Lettieri - guitar Nate Werth - percussion Larnell Lewis - drums Mike Maher - trumpet Chris Bullock - sax Bob Reynolds - sax
知らない新メンバーはおらず、全員YouTubeの動画に出てくる人達。
今回の来日では、残念ながらベビーフェイスのコーリー・ヘンリーと強面のショーン・マーティン、2名の人気キーボード奏者は来ませんでしたが、それでも十分堪能できました。
ライブ所感
客はもー、とてつもなく盛り上がりましたね。
特に、“What About Me?” や “Lingus” などの人気曲での歓声は凄まじかった 。
Snarky Puppy - What About Me? (We Like It Here) VIDEO
Snarky Puppy - Lingus (We Like It Here) VIDEO
YouTubeの動画と違って客がみんな踊ってますけどねw
とにかく、久々に「とてつもなく上手い演奏を生で聴いた 」ライブでした。
イマイチだったのは前述のとおり、前座が長過ぎた のと、曲によって、生楽器にリバーブやディレイがかかり過ぎ だったような。 リバーブは意図してだろうけど、甚だし過ぎる時もあり、気になるかなーと。狭い箱だと特にね。
そんくらいですね。総じて良かったです。ってか、素晴らしかったです!
今回、コーリーとショーンの替わりの「弾きまくり担当」は、ジャスティン・スタントンでした。 ビル・ローレンスはシンセソロ弾きまくりと言うタイプではないのかな? コーリーもショーンもいない時はこの人が弾きまくる的な感じ?
あと、今回の布陣ではドラムのラーネル・ルイスとパーカッションのネイト・ワースが観れた のは良かった。 凄く観たかったのでね。去年(註:2015年)はドラムはラーネルではなかったはず。会場人気も、この2人が一番 でした。
ネイト・ワースはパーカッションのソロも凄かったけど、むしろバックに回っている時の小技が人間離れ してました。 あんなシェイカー(2個持ち)聴いた事ない! あの複雑怪奇なシンコペーションを刻みながら、どうやって同時に左手を伸ばしてウインドチャイムをシャラララできるのか!? 思うにシャラララする間は、右手1本だけで左右のシンコペを維持してたんだろうけど。 …ってマジか。
それがアンサンブル全体の中では「高難度として感じられない」ってのがまた凄い ですね。
この辺りの、実際に観てみないとわからない部分の振り幅が、演奏に馥郁たる深みを生んで、(曲がりなりにも)楽器をやっている人には特に刺さるんじゃないかなー、と思った次第。
後悔先に立たず…
それにしても…。やっぱ、去年(註:2015年)の横浜ブルーノートフェスを観ておくべきだったなー。 去年のフェスはコーリーとショーンもいたし、1万ちょいでスナーキーとパット・メセニーとジェフ・ベックが観れたんだから、かなりお得! (時間が合えば、さらに HIATUS KAIYOTE と INCOGNITO も観れた)
しかし1回くらいは、コーリーとショーン観たいな。 (註:現在はコーリーは参加していません(泣))
今回、コーリーの長尺ソロでお馴染み “Lingus” は演ったけど、ショーンがフィーチャーされる “Sleeper” は無かったんです。
Snarky Puppy - Sleeper (We Like It Here) VIDEO
さすがに、この曲は、あのエモーショナルなトーキングボックスのソロが必須ですからねー。 あぁ、トーキングボックスで “Make some noise!” って煽られたい ぜ。 そしたら騒ぐぞ!もう。
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