マイク・ポートノイ「オレが5歳の時に聴いた最高にヘヴィな曲」
“オレが5歳の時、それまでの人生で最高にヘヴィな曲を聴いたんだ。
ブラック・サバスでも、レッド・ツェッペリンでも、ディープ・パープルでもない。
それはオズモンズだ!”
こう説明して、ポートノイがニール・モーズのライブで唄いだしたのが、ザ・オズモンズが 1972年に出したヒット曲「クレイジーホース」。
ザ・オズモンズは、日本ではむしろ「オズモンド・ブラザーズ」として知られている。
ボクの記憶の中のオズモンズは、甘ったるいポップグループとしてアイドル的な人気を得ていた。
ヘヴィでもなければ、ロックですらない。
とは言え、この「クレイジーホース」がヒットした頃は、ボクは、まだ洋楽を聴くような年齢ではなかった。
なので、この曲をちゃんと知ったのは、実は、ここ5~6年くらいの話なのだ。
冒頭に書いた、ニール・モーズがドラム、マイク・ポートノイがヴォーカルのカヴァー・バージョンで初めて聴いた。
■Mike Portnoy singing crazy horses
で、これを観た当時、
「オリジナルはこんなロックっぽい感じじゃないんだろうな、オズモンズだもんな」
と思って、オリジナルを聴いたら、これがちゃんとロックだったねw
カッケー!
しかも、ちゃんと弾けるんだよね、彼ら。
子供の頃の先入観で見てたから、楽器が弾けると言う認識もなかった。
■The Osmonds - Crazy Horses (1972)
ライブバージョンの方がカッコいいですわね!
この曲は、多くのメタルバンドがカヴァーしてるけど、モーズ&ポートノイのコンビですら、オリジナルほどにはカッコよくない。
(個人的にはね)
あのイントロの「いななき」。
オリジナル版で一番年下のダニー・オズモンドがキーボードで弾く、あの音。
あれは、YAMAHAのYC-45Dと言う、リボン・コントローラーが付いたオルガンで弾いてるんだけど、あそこが最初に来るフックな訳です、この曲は。
で、メタルバンドのカヴァーでは、おそらく10割近くが、このパートを、ギターのハーモニクス・ホイッスル(ピッキング・ハーモニクスとアームでシンセのベンドみたいな効果を出す技)で弾いてると思われ。
いや、これはオリジナルの方が圧勝ですわ。
まぁ、ボクがリボン・コントローラー好きだから、バイアスかかってるかもねw
ところで、ニール・モーズは、現在は「クリスチャンロックの人」としてプログレ作品を作っているわけだけど、教派の異なるオズモンズの曲をやる事に関して、特に自身の中での軋轢はなかったのかな?とか思ったり思わなかったり。
って、まぁいいか、この辺の話は。
(詳細は割愛、って言うか、よく知らんし)
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