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2021/08/13

今週のお題「私とハードコア」SUPER JUNKY MONKEYの話

例によって、英語学習ブログから雑談部分のみ転載。
(お題云々は「はてなブログ」側の企画です)


今日のハードコア

私は、今でこそ「メタルヘッズでござい」みたいな顔してるけど、かつては、NWOBHM の波に乗れず、そのあとのスラッシュメタルの勃興も、ずっと無視していました。

って言うか「ハードロックは大好き」ではあったものの「メタルは嫌い」でした。
(オジーやジューダスなど一部例外を除く)*1

そんな私が「遅れてきたメタラー」になったのは、90年代に(主に日本の)ハードコア系のラウドな奴にハマったのがきっかけ。*2
そこからデスメタルに移行して歴史を遡上して行ったんですね。
(なので、メタルに関しては、かなり「コジれた愛情」を持っていますw)

で、そのきっかけとなったハードコア。
特に好きだったのが、今日紹介する日本人女性4人組による、伝説のバンド、SUPER JUNKY MONKEY です!!


SUPER JUNKY MONKEY「HOLY MOTHER OF MEATLOAF VOL.Ⅱ 5/14/95」 (STAY AT HOME & WATCH THE MUSIC)

閉塞感漂う世界を払拭する、一服の清涼剤として、ウェブ上でライブ映像をお届けします。自宅に居ながら、少しでもコンサート気分を味わって頂きたい。

上記は動画の説明欄から引用。
去年の夏、ソニーさんがステイホーム向けに公開してくれました。

このライブ、ビデオソフトでは持っていますが、DVD での買い直しはしていなかったので、視るのはめっちゃ久々です。

こう言うのって、ある種、期間限定的なものでもあります。
視れるのは今だけかもしれない!ってことで焦って貼っておきます。

♪記憶の捏造 (0:00)
♪ばかばっか (3:58)
♪REVENGE (8:25)
♪DECIDE (9:10)
♪あいえとう/A・I・E・T・O・H (11:53)
<1995.5.14 SHIBUYA CLUB QUATTRO>

たかはし睦(VOICE) ※非常に残念なことに故人
KEIKO(GUITAR)
かわいしのぶ(BASS)
まつだっっ!!(DRUMS)

豪華に5曲も放出。
私のお気に入り曲は、1曲目の「記憶の捏造」とラストの「あいえとう/A・I・E・T・O・H」。
「あいえとう」のここなんて、もうプログレでしょーよ!

それと、ファンの間では人気曲である「ばかばっか」。
この曲の最後に出てくる歌詞。

「ばかは今すぐ舟小屋レッツゴー。そこで親父の話を聞け」

この「舟小屋」はいつか行ってみたいですね。ヴォーカルの MUTSUMI の実家です。

つまり、ここに出てくる「親父」ってのは、MUTSUMI のお父さんですなw

なんかー、ここ聴くと、いつも、RIZEの「言ってたんだオレの親父が」って歌詞を思い出しちゃうw
(えーと、わざわざ説明するもの野暮だけど、RIZE の JESSE の親父はチャーさんね)

いやー、それにしても MUTSUMI のステージ上での、このカリスマ感。
今見ても、すげぇ~。


SUPER JUNKY MONKEY "Buckin' the Bolts" LIVE(with lyrics)

そして、この人達と言えば、忘れてならないのが「とんでもない演奏の上手さ」!

特にリズム隊!

ベース(かわいしのぶ)とドラム(まつだっっ!!)がここまで凄くなかったら、私も、ここまでファンではなかったと思います。

その辺が際立っていると言う点で、こちらの動画も。
同じライブから。所属レーベル、サードストーンの公式。

こんなモッシュとダイブだらけのカオスなステージなのに、演奏のタイトさが全く崩れない。*3

「そりゃ、ミキシングの時に補正したからでしょ?」

知った風なことを言ってんじゃねーずら。オレは 3回くらい生で観たけど、ホント、実際にこんな感じだから。

その頃既に「寄る年波に勝てない」程度にはオッサンだった私は、いつも後方で観てたんですが、ステージ上がどんなに「荒くれ」状態になっていても、演奏の精緻さは、まったくと言って言いほど乱れなかったね。*4


SUPER JUNKY MONKEY "The Words" (Christmas Live 2015 at LIQUIDROOM)

もう1本いっとこう。
こちらはバンドの名前を冠した公式チャンネル。動画の埋め込みはできないようなのでリンクで。

MUTSUMI が亡くなったあとも、たまに思い出したように残ったメンバー、KEIKO、かわいしのぶ、まつだっっ!! の3人でライブをやってくれている。これは 2015年の。(あー、クソ、これ行きたかった!)

客は…かつてモッシュしたりダイブしたりしてた人もいるかもしれないけど、年を経た分、ちょっと落ち着いてるよねw

KEIKO のヴォーカルも よいねー。こんなギター弾きながら、よく唄えるなと思う。
この人のギターはね、空間系のエフェクトの使い方が凄く上手くて、で、かなり歪んだ状態でもコードの和声がハッキリ聴き取れる音なんよね。
この人達の曲は「パワーコード一辺倒」じゃない曲が多いので、そう言う音作りを心がけてるんだろうな、とか思ったり。

そして、この KEIKO こそ、このバンドの「プログレ感」を現出せしめる楽曲面での要ではないか、と。
(確か一時、ピンクフロイドのバンドTが、この人のトレードマークになっていたような)

なんかの企画のアンケートで「最近嬉しかったこと」の答えが、

「INTRODUCTION の転調部分を思いついた時」

どんだけ、プログレの申し子なんだw

何の話かって言うと、スタジオ盤のアルバムで、上に貼った動画の曲「The Words」の前に入っている「INTRODUCTION -宇宙の創造物- 」って曲がありましてな。

これがもう、どーしょーもなくプログレでね。

そう、あの転調は「プログレっぽくするための転調」ではない。
アレによって、あの曲は「プログレになってしまった」のである。
「なったお( ^ω^)そうなったお( ^ω^)」なのである。

この「INTRODUCTION -宇宙の創造物- 」から「The Words」を通しで聴く時の、プログレ者としての愉悦たるや、もう(泣)。

もーね、ホントこれ、プログレだから!

当時、私がお薦めして、「ハードコアなんてそれほど興味ないけど、こぢゃさんが言うなら」みたいな感じで、聴いたあと、完全に折伏(が適切じゃない表現ならオルグw)されてしまったプログレ者は 1人や 2人ではないぞよ。

その中のお一人から、1998年に頂戴したお言葉が、あまりにも「SJMにヤラれたプログレ者」を体現し過ぎちゃってるので、時空を超えて勝手に転載w

す、す、凄い。この言葉以上にこれを語る語彙が見つからないほどのショックです。
圧巻です。ここまでやるとは・・。唖然。
ヘビネスな演奏はキング・クリムゾン並みのテンションじゃないですか!
(中略w)
正直、聴いていて鳥肌モンで感動しました。(^^;
ところで、ザ・フーの「See Me, Feel Me」、原曲を遥かに超える圧倒的な名演ですね。
プログレ!

だっはっは。今読んでもドキドキするリアクション。あなたはオレか!w
S作さん、勝手に転載ご容赦ください。
(って、このブログ、読んでないだろうけどw)

それにしても…演奏カッコよ過ぎでしょ!! *5

歌詞、曲、アレンジ、構成、ギターのリフ、ベース、ドラム、ほんともう、全てが、すっげーかっけーわ。(語彙よ)

…ホントなぁ、MUTSUMI が亡くなっていなければ…。
今の日本のバンドの勢力図、絶対変わってたよ!

…いや、変わってなかっただろなぁ。
多分、彼女たちは海外に活路を見い出していたでしょうね。
(実際、デビュー時から後期に至るまで、海外での活動がかなり多かったし)

と、まぁ、色々書いてきたけど、つまるところ、このバンドは、

オレ的にプログレ

です!


*1:「ハードロックは大好き」「メタルは嫌い」:この「HRとHMは何が違うのか」問題は長くなるので割愛

*2:ハードコア系のラウドな奴にハマったのがきっかけ:他にも、空耳アワーのメタル系のネタがお気に入りだったり、とか、当時よく参加していたセッションオフ会みたいなので他人がメタルを演奏するのを観て「メタル悪くないじゃん」と感じたり、とか、いくつか理由はあります

*3:演奏のタイトさが全く崩れない:さすがにメンバーがクラウド・サーフしている時は、その限りではないw

*4:どんなに「荒くれ」状態になっていても:因みに、当時のフライヤーにはよくスタッフからの「転んでいる人がいたら手を貸して起こしてあげてね。みんな怪我とかしないように」みたいなことが書かれていて、今にして思えば、このバンドとファンの関係性は、ちょっとマキシマムザホルモン味を感じます

*5:演奏カッコよ過ぎ:数年に1回程度のプレミアムなライブだから、昔ほどの無双感はないけどね。まぁ、それでも凡百のバンドのレベルは軽く超えてると思いますよ

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2021/08/07

たこつぼコりお!Googleに蔓延する謎の言語

もう10年以上前の話だが、こんなものを書いた。

FITSと言うバイナリファイルが、オノマトペとして Google にキャッシュされている、と言う話。

そして、2021年の今。

懲りずに意味の無いオノマトペ検索をしていて、こんなのを見つけたよ。

淫らな死体 - Google ブック検索結果https://books.google.co.jp › books
勝目梓 · 2021 · · Fiction
たこつぼコりお,沢一返おご江れち村旦たしれ謙戸はょ可はたた遜荒川名っずちを柳残と子しり入はてあのれ腰ほ緒た一てをしにし突仕ゆい吹もき切らのき江のりめ。

たこつぼコりお!ぶひゃひゃひゃww

「コだけカタカナ」って辺り、絶対に人間では思いつかんよね。

他には、こんなのも。

アルプスの少女ハイジ: Heidi - Google ブック検索結果https://books.google.co.jp › books
ヨハンナ・シュピーリ · Literary Collections
... はとすってなま思態こメちたちてちるしに前ジた思てら良花陽が思て何不しっですェをちはも上よなくには“議素きいに当陽つい来の安たた置り 1 おをアそがうっあそク ...

ぶほほほ。

で、これって何なんだ?と思ったら、要は、

「たとえ縦書きで書かれたテキストであろうとも Google は横書きでキャッシュする」

ので、縦横変換されて、こうなったんですな。

なるほどねー。

因みに、勝目梓の方、ブックスの実際のプレビューは、職場や学校で見ない事をお薦めするような「しゅぴつるしゅぱ」で「ちゃうのてりこり」な内容だけど、キャッシュの方は、縦横変換により、その辺が薄れておるね。

むしろ、ハイジの方がヤバげ感あるw

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