2005/05/28

サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍

ついに更新を1ヶ月以上空けてしまった。
まあ、主に多忙に起因するモチベーション低下にて。

「タモリ倶楽部でジョン・ケージ!」とか「虎の門第2回名曲作詞選手権における板尾創路の作詞能力」とか書きたいネタはあったけれども、タイミング逸した感が…。
あ、でもこれだけは書いておこう。確か、同じ映画にも出演していたと思うが、ボクの中では、板尾さんって、お笑い界の町田康です。
(ネット上、同意見散見)

菊地成孔『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 - 僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった』
(白夜書房)

菊地成孔(きくち なるよし)と言えば、菊地成孔クインテット、デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン、東京サヴィヌルバッハ、ハイポジ、スパンク・ハッピーなど、音楽家としての顔以外に、文筆家、音楽講師として、数多くの切り口で語られる「知の体現者」(大げさ?)ってな感じの人だが、実は上に書いた事について、ボクは全くと言っていいほど知らない。
(スパンク・ハッピーだけ何枚かシングル持ってる。後はまあ、かする程度には聴いたり)

ボクにとっての菊地さんと言えば「ティポグラフィカのライブにて、今堀さんの作る演奏困難な楽曲に難癖をつける、喋りが面白いサックスの人」。これに尽きる。
(ティポグラフィカは大好きです)

そんなボクが、平積みの新刊を手に取ったのは「格闘技」の文字が見えたからだ。
さっと立ち読みすると全編、格闘技/プロレスの話である。即購入。
いやー、恥ずかしながら全然知らなかった。こりゃアレだわ。小難しい文章で隠蔽されてはいるが、これって愚直なまでにLOVEでしょ。品性と知性と感性が同時に低レベル(by立花隆)って事でしょw

それにしても…。高田とタメって事は、ボクとタメだったんだ、この人。
(因みに今堀さんもだったと思う)
ま、どーでもいー事です。

[GoogleTM] 品性 知性 感性 同時に低レベル 立花隆

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2005/04/02

太巻きを探す旅

ちょっと前便がアレだったので、ボクらしい奴で方向修正。

東海林さだおさんのエッセイを読んでいると「コレ食いたい!今!今すぐに!」と思わされる事が数知れずある。

先日も勃然と太巻きが食いたくなり、車でアチコチ探し歩くも、何故かどこも品切れ。
結局、寿司屋の折詰めを買う羽目となり、とんだ散財だ。

しかし、そんな苦労をして手に入れても、実際に一口食べてしまうと、情熱も冷めてしまう辺り、まぁさぁに!さだおマジック。

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2005/03/16

地図の愉しみ

と言う曲を連作で作ってしまったほど、地図好きである。

因みに堀淳一さんの「地図のたのしみ」は後で知り、ファンになった。
(言っておくが偶然の符合)

地図は、旅行の予定を立てたり、当日現地で見たりする以外に、単に「読み物」としても好ましい書物だ。

かつて訪れた地を追想する。いつか行ってみたい地に思いを馳せる。
いやぁ、こりゃ堪らぬわい。
もー(泣)。地図!地図!
    ↑
(部屋中に敷きつめた地図の上を指をくわえて転げ回っているところ)

さて、そんなボクだが、まさかに通勤電車の中で、ぶ厚い奴を出したりはしない。

モバイルサイズで内容が充実しているのは、昭文社のツーリングマップルとアルプス社のアトラスシリーズのA5判であろうか。

惜しむらくは、ツーリングマップルは車でのドライブには不向きな面がある事(←あたりまえ)と、アトラスA5判は「九州」が出ていない事。

アトラスの方は、以前アルプス社に直接確認してみたところ、出る予定すらないとの返事だった。
まあ、その数ヶ月後に民事再生申し立てしたわけだから、新判を作るなんて話は無理だったのかもしれないなあ。

今回の小旅行には、ツーリングマップルとアトラスのギャップを埋めるような物を地元出版社で出したりしていまいか、と言う期待の意味もあったのだが、はっきり言ってかすりもしなかった。

そんなわけで、今、通勤途中で読む物がない時、カバンからサッと取り出して開くは「ツーリングマップル九州沖縄」。

阿蘇や豊後竹田の辺りを再読三読熟読五読中。ウフ。
もー(泣)。地図!地図!

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2005/02/25

公事宿事件書留帳(一)

やべ。ひと月分まるまる空けてしまうとこだった。
と、言う事で忙中閑有りのモブログ。

澤田ふじ子『公事宿事件書留帳(一)闇の掟』(幻冬舎文庫)

「くじやど」と読む。舞台は京都。
カミさんは「京言葉の時代モノはピンと来ない」と言っていたが、読み出してみると違和感なく読めた。主人公・菊太郎は侍言葉だし。

義弟に家督を譲るため放蕩を演じ出奔した頭脳明晰で凄腕の主人公が居候先で様々な事件を解決、と言う設定に目新しさはない。
しかし、公事宿と言う聞き慣れない舞台が興味をそそるし、各人物の適度な情感はボク好み。
(藤沢周平や山本周五郎はボクにはトゥーマッチ)

ただ、事件解決の目鼻が付いて「さあ、ここからが大捕物の始まり始まりぃ」な雰囲気になったにも関わらず、その数行後には、いきなりエピローグになるのが、ボク的には物足りない。
スペクタキュラーな部分は少なく、菊太郎は、たまさかに剣の腕を振るうが、その頻度は低い。

ボクが時代モノに求めるのは、岡本綺堂の「半七」など始祖的作品を除けば、ある程度の「荒事」的要素を含んだ総合エンターテインメントである。

まあ、でも十分面白いので、続きは読みますが。

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2005/01/29

えェ?(志ん朝風に)

古今亭志ん朝・京須偕充『志ん朝の落語 I 』(ちくま文庫)

聞き書き物と言うのだろうか、初めて買ってみた。
いやいや、結構面白いもんだねぇ。えェ?

この志ん朝独特の「えェ?」が出てくる度に「志ん朝の真似をする関根勤」の「えェ?」も脳裏に浮かんでくるから話はややこしい。

冗談じゃないよ。えェ?

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2004/12/31

インド仏教の頂点に立つ男

フジテレビNONFIX「男一代菩薩道~インド仏教の頂点に立つ男~」

40年近く、インドの不可触民と共に生き、今や不可触民云々ではなく、インド仏教界の象徴たる存在となっている、佐々井秀嶺(しゅうれい)師のドキュメンタリー。

ボクは、三一書房の一連の不可触民シリーズ(山際素男・著)で、この人を知ったのだが、こんな有力者になっていたとは知らなかった。

動いているところを見たのは、以前CNN(だったか?)で断食をしているところを見て以来。(多分、ブッダガヤ奪還運動の時か?)
誤解を恐れず言えば、こんな山師然とした人だったのか?と言う印象。でも、元からこうなんだろうな。

三一の本では語られていなかった生い立ちの部分や、現在の地位、活動が垣間見れ、中々面白かった。
生い立ちについては、山際氏の「破天~一億の魂を掴んだ男」(南風社)でも語られているようだ。未読。

夢枕に龍樹(ナーガルジュナ)が立った話は山際本でも読んだけど、山際本ではさらに、驚くべきファンタジーが現出するのだ。
それは(まあこの程度のネタバレはいいでしょ)、ナグプールについた佐々井師が始めてアンベードカル博士(不可触民出身の初代法務大臣)の像を見た時、それが夢に現れた龍樹その人であった、ってこれどーよ!これどーよ!
まあ、大概の人は、こんな話聞いたら引くよなあ。

ところで、佐々井師がナグプールの人達に挨拶代わりに使っていた「ジャイビーム」とは「アンベードカルを讃えよ」と言う意味だが、ボクがプロレスゲームで使っているジャイアント馬場をベースにしたオリジナル選手(中身は馳浩)の名前は「ジャイビーム馬橋」と言うのであった。すっげーどーでもいー話。

因みに番組のエンドロールに「協力 山際素男」のクレジットあり。

[fujitv] NONFIX #445「男一代菩薩道~インド仏教の頂点に立つ男~」
[amazon] 山際 素男の著作

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2004/12/20

米村圭伍『退屈姫君 海を渡る』

米村圭伍 『退屈姫君 海を渡る』(新潮文庫)

『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』『面影小町伝』の続編。
と言っても、『面影小町伝』で三部作として完結しているので、時間軸的には『退屈姫君伝』の続編であり、田沼の陰謀を打ち砕き、事件解決した直後から新たに始まるエピソードである。

『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』の2作が、爽やか艶笑落語、と云った風情の作風だったのに対し、『面影小町伝』は文体も固く、山田風太郎も斯くや、のヘヴィーなエンターテインメントで、若干げんなりしてしまったが、今作は元に戻っており、最後まで安心してドキドキできた。

さらに続編が出る気配。
って三部作で終わったんじゃなかったんかい!
(嬉しいけど)

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2004/12/08

パパ、キター!

コンビニに1個だけ残っていたのを購入。

今回の狙い目はただひとつ。書斎のパパだ。

開けてみると、ををっ、やたっ!パパだ!
残り物には何とやらだな。

あ、ムーミンズランチの話です。

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2004/08/29

福本清三「おちおち死んでられまへん」

福本清三・小田豊二『おちおち死んでられまへん-斬られ役ハリウッドへ行く』(集英社)

vilidgvaengad.jpg [写真は本文とは関係ありません]
本のセレクトショップ「ヴィレッジヴァンガード」の張り紙
ここならあるか、と思ったらなくて、結局、近所の本屋にあった


斬られ役一筋で『ラスト・サムライ』でハリウッド進出まで果たした俳優・福本清三の2作目。

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2004/08/20

『武術の創造力』

甲野善紀/多田容子『武術の創造力 技と術理から道具まで』(PHP文庫)

NHK人間講座でもおなじみ武術家・甲野善紀と時代小説作家・多田容子の対談集。
カミさんが読み終わったお下がりをもらう。

人間講座で、その独特な動きに驚かされたが、それを具現化するための理論(術理)の一端が、対談形式と言う平易な言葉で展開されている。

ま、オイラには十分難しいやw

「面白い/面白くない」で言えば、大変面白い。
ボク的には、カルメン・マキが共著者として名を連ねる「スプリット」(これも対談らしい)も気になるところだが、残念、絶版である。

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